襖本体の構造に種類が有ります。
大きく分けて本襖と量産襖 
リフォーム屋から見た問題点 
本襖   こちらは骨組みが木で格子状になってますから問題なく張り替えできます。
量産襖  こちらが問題です。
いくつかの種類は有ります
本体の材質 段ボール・発泡プラスチック・ペーパーコア
         剥がし張ができず、重ねて貼る。
         前回の下地や糊の凹凸が光の加減で見える。
縁の取り付け方
本襖は、隠し釘で固定してますから外す事ができます。
量産襖は、ボンドで固定してますから外す事ができません。
故に、縁の交換ができない点と、張り替え時、縁を外さず際で切ることになります。
まとめとして
過去仕組みが判らずお客様よりクレームが入りました。
現在量産襖の張り替えを行う業者が減っています。
仕組みが判らないお客様は理解できませんからね。
故に業者が手を引いてきた傾向が有ります。
職人が張れないと、私では襖の加工はできませんからね。
 
張り替えるためには
上記リスクをご理解頂きたいことと、重ねは4枚までが限界。
私どもの職人はご理解頂ければ、できる限りの張り替えは作業します。
ただし、光の角度により、凹凸や重ねた元の柄は見えますね。
和紙の上に和紙を貼りますから、糊が乾く際の縮みによりしわが寄る場合も有ります。
本体の価格は多少安いぐらい。
量産襖を作成している会社も一部存在はします。
使い捨てと認識しているご様子です。
本襖と比べ1本あたり3~4千円ぐらい安いのかな?
私どもの職人さんは、本襖しか作りませんから、量産本体の価格は詳しくは有りません。
ただ、張り替えを考えた場合、本襖・従来襖とも言いますが、長い目で見ると本襖がお得と
思われます。
 
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